【ねずみ講とはなにか?】
ねずみ講の説明をする前に、
筆者が中学校の時に習ったギャンブルの必勝法を紹介します。
それは、常に「負け金の1倍プラスα」の掛け金を賭けるというものです。
分かりやすく丁半博打を例に取って説明します。
配当も分かりやすいように、きっかり2倍です。
まず最初に10円を賭けます。
勝てば儲かりますが、負ければマイナス10円です。
そして負けたら次は11円を賭けます。
これに勝てば22円となり、トータルで2円の儲けです。
負けたらトータルで21円の損失です。
負けたとします。
なので次は22円を賭けます。
これを延々と続けて、勝つまでやります。
確率が2分の1なので、よほど天に見放されるか、
イカサマされない限り、いつかは勝てます。
分母(元手の資金)が無限なら、いつかは勝てるのです。
ねずみ講の話をします。
ねずみ講は無限連鎖講とも言われており、
これは分母が無限ならいつまでも全員が儲けられる夢のようなシステムになります。
しかし地球の人口は有限です。
大体70億人しか居ません。
それゆえ、確実にねずみ講で儲けられるのは上位陣のみになります。
底辺は決して儲けることが出来ず、
それゆえ国はねずみ講の商売システムを禁止にしたのです。
ねずみ講は幸せになる人に対して、
不幸になってしまう方が指数関数的に増大する悪魔のようなシステムなのです。
記録によると、天下一家の会が112人の方を犠牲にして、
1900億円も荒稼ぎしたと言われています。
あと、定義としてはねずみ講は
「商品の取引をせず、金品のみの受け取り」となります。
一方でマルチ商法は「商品の取引をする」というものです。
しかし、物を介するか否かの違いなので、
「ねずみ講=マルチ商法」と認識している方は多く、
事実、被害の状況もほとんど変わりません。
このあたりの説明は非常にややこしいので、
本稿では「ねずみ講=マルチ商法」として扱っていきます。
【フォルスクラブとはなにか?】
フォルスクラブは通信教材です。
フォルスクラブの会員が何人居るかは分かりませんが、
流石に112万人も居ないと思います。
でも、某有名な通信教育は国内だけで245万人も居るようなので、
もしかしたらフォルスクラブも100万人の会員数をちゃっかり抱えているかもしれません。
しかし、フォルスクラブはそうした会員数の数え方に対して明らかな、ビハインドがあります。
それはフォルスクラブが1契約に対して5人分のアカウントを支給しているということです。
仮にフォルスクラブの契約数が20万個あったとしたら、
プレイヤーの数は100万人に到達することになります。
とは言っても、5人全員がやるとは限らないでしょう。
4人家族でしたら、必然的に4人しかフォルスクラブをしません。
とりあえず、1契約で3人以上すると仮定してみますが、
その場合だとフォルスクラブの契約数が80万もあれば、
某有名な通信教育に匹敵するプレイヤーを確保していることになりそうです。
フォルスクラブは複数のコンテンツを備えた通信教材になりますので、
子供から大人まであらゆる方が勉強できるeラーニングなのです。
【フォルスクラブはねずみ講なの?】
フォルスクラブをねずみ講と思っている方は多いですが、全然違います。
ねずみ講の最悪なところは、指数関数的に増えてしまう点です。
イメージとしてはゾンビウイルスです。
噛まれた相手もゾンビになるアレです。
そしてフォルスクラブにはそんなシステムはありません。
フォルスクラブの販売会員はフォルスクラブを売る権利を持っていますが、
その人たちからフォルスクラブを買っても
「フォルスクラブを売る権利」までは手に入らないのです。
ちょっとフォルスクラブがゲシュタルト崩壊してきましたが、
要は「一代限り」で、繁殖力は一切ないのです。
親元が頑張って販売することになりますので、
ねずみ講のように加速度的に増えることだけは絶対にないのです。
【まとめ】
フォルスクラブはねずみ講ではありません。
これに関しては断言できます。
しかし、噛まれた方は
それをねずみ講のような感染能力を持つかどうか知りません。
病気にはなりますが、それが第三者へと感染してしまうものなのか、
知る由がないのです。
正確には知ることが出来ますが、
噛まれた方からしたら二次感染の有無は全く関係ないでしょう。
ゾンビになった方々は「これはねずみ講ではない」なんて思考は一切持たず、
ただ自分の不幸を嘆くものなのです。
原理がねずみ講と似ているため、
そうした方の多くが「フォルスクラブはねずみ講」と騒いでいるだけなのです。