フォルスクラブは日本対応のeラーニングです。
現段階においては、海外向けに対応していません。
海外でログインすることは可能ですが、
日本語が分からない外国人がプレイするようには出来ていないのです。
では、フォルスクラブが世界に進出するなら何が必要でしょうか?
今回はそのことについて考えてみたいと思います。
ひとつは言語の問題です。
フォルスクラブの教材はすべて日本語で書かれているため、
それを各国の母国語に対応させる必要があります。
世界の標準語である英語に対応させるだけですが、
その翻訳だけでも一苦労です。
二つ目は内容の問題です。
フォルスクラブはあくまで、
日本人に「日本に必要なこと」を学ばせるものになります。
フォルスクラブは英語教育に定評がありますが、英語圏の人たちには、
そうしたものはほとんど不要です。
日本の高3の受験生だって、小学校レベルの国語は学ばないと思います。
フォルスクラブを使ってTOEICの勉強が可能ですが、
世界の英語圏に住む高校生に仮にTOEICをやらせると、
ノー勉強でも平均980点くらい取れるそうです。
TOEICの満点は990点で、その10点はケアレスミスになります。
それゆえ、世界に通用するフォルスクラブを作るには、
それ相応の内容にしないといけません。
逆に、フォルスクラブに「日本語」という科目を
導入するのも良いかもしれませんね。
日本語の需要は割と伸びていますので、
世界で日本語を学びたい方はかなり居ると思いますよ。
三つ目は政治的な問題です。
どこの国もそうですが、自国の産業を守る義務が政府にはあります。
外資系の企業を無秩序に受け入れる訳にはいかないのです。
そして、教育というものはそれが非常にシビアです。
世界には、外資系企業による塾の開設を制限している国もあります。
仮にフォルスクラブを英語対応にし、
中身もその国に合わせたものにしたとしても、
国は簡単に流通の許可を降ろさないのです。
もちろん、世界には教育を自由にしているところもありますが、
制限が存在する国もあることも忘れてはいけないのです。
他にもいくつかの難問は待ち受けていますが、
差し当たって上記3つを何とかしさえすれば、
フォルスクラブの世界進出は容易いと言えます。