【香港市場とは】
日本で「香港市場」とネット検索すると中華料理店がヒットしますが、
世界的に見れば香港証券取引所の通称として知られています。
市場はマーケティングとも言い、魚、肉、野菜、花卉など
様々な物品を購入売却する場所となります。
そうした現物を取引するものが大半ですが、
中には株券といった現物が存在しないものを取引する場所も「市場」と呼ばれます。
少し業界用語に近いですが「市場」と言ったら
この株式証券取引所を差すこともあるのです。
「香港市場」と言って、香港の魚市場を想像する方は少ないでしょう。
そっちの方を連想させたい場合は
「香港マーケット」と呼んだ方が良いかもしれませんね。
株券を取り扱う香港市場は当然、香港にあります。
香港は18の行政区分に分かれており、
香港市場は九龍の「西貢区」の南側に位置しています。
最寄り駅はMTR将軍澳線の終点である康城駅(LOHAS Park Station)であり、
毎日大勢のビジネスマンがこの駅を通って出勤しています。
また西貢区の住民の平均年齢は香港で2番目に若く、
かなりエネルギッシュに溢れている地域と言えます。
日本だと株はご高齢の方がやるイメージがあるかもしれませんが、
働く人およびそこを利用する方にとっては、株は年齢に関わらずしているのです。
もっとも、年齢が若いのは近くにニュータウンがあるのが大きな要因です。
【フォルスクラブとは】
一言でいえば、フォルスクラブは通信教育です。
複数のコンテンツが搭載されており、特に英語教育に秀でている特徴を持ちます。
インターネットさえあればどこでも接続して勉強することが可能で、
恐らく香港に持っていってもフォルスクラブをプレイすることは可能だと思います。
ただしフォルスクラブは日本限定のコンテンツになりますので、
香港からお申込みすることは出来ません。
またフォルスクラブのサポートサービスも香港では
満足に受けられない可能性があります。
フォルスクラブのフリーダイヤルも香港から掛けたら有料になるのでご注意ください。
(※香港に限らず、フリーダイヤルがフリーになるのは
日本国内から掛けた場合になります)
また英語教育に特化したフォルスクラブですが、その学習対象者は日本人です。
香港の人たちに向けて作られてはいません。
そもそもフォルスクラブの問題文自体は日本語で作られています。
一般的な日本語を習得しておかないと
フォルスクラブにログインすることも出来ないかもしれません。
香港の人たちにフォルスクラブをやらせるなら、
香港語でフォルスクラブを作る必要があると言えます。
【フォルスクラブが香港市場で上場するには】
日本の企業も香港市場に上場することは可能です。
むしろ他の国の市場と比べて、
香港市場は外国に対してかなり門戸を開いていると言えます。
香港市場は東京証券取引所よりも上場の条件が緩く、
フォルスクラブが上場することも可能と言えます。
そのための手順ですが、まず香港市場は
メインボードとGEMの2つに分かれています。
今回はメインボードのみを紹介します。
メインボードへの上場の条件ですが、過去3年間の利益が約6億円、
上場時の時価総額が約24億2000万円といった基準を満たす必要があります。
これは利益基準の条件であり、ほかにも時価総額(売上高基準)や
時価総額(キャッシュフロー基準)の条件を満たしてもOKです。
また「3会計年度を経営陣が継続している」という条件も必要ですが、
これに関しては普通にフォルスクラブはクリアできることが多いでしょう。
経営陣が変わったばかりだと上場申請が出来ないくらいなので、
この条件は特に気にするものではありません。
香港市場に上場の申請をする以上、
フォルスクラブは必要な書類を提出しないといけません。
就活だって履歴書や職務経歴書を出しますよね。
それと同様に上場審査に必要なものは、資金用途を説明する書類、
監査報告書、会社定款を説明する書類、資産評価書などなど。
色々な書類を用意する必要があります。
基本的には税理士に頼ることが多いでしょう。
その場合は当然のように香港の税理士に頼ることになります。
日本の税理士では香港市場に上場するための書類を作れません。
日本の税理士は日本の法律にしか詳しくなく、
フォルスクラブは香港の法律に詳しい人物に頼らないといけないのです。
もちろん、書類を提出しただけで
香港市場に上場できるほど甘い世界ではありません。
それこそ芸能界にプロデビューするくらいの難解さです。
会社定款を説明する書類を出しますが、
それがどれだけ優秀かを証明できないと審査に通らないのです。
ある意味、選挙に近いかもしれませんね。
ほぼ全ての政党が公約を掲げていますが、
国民の多くが「それをどうやって実現するんだろうか?」
という点に注目しています。
香港市場への上場も同様で審査官が、
「この企業はちゃんと儲けられるのか?」
「今後、恒久的に成長し続けられるのか?」
「会社定款はきちんと守っているのか?」
といった点を吟味して、合否を決めるのです。
あと、上場申請費というのもあります。
その額が東京証券取引所よりも安く、
そうした理由で香港市場で上場を考えている企業は
少なくないと言われています。
【おわりに】
上場はとても難しいものです。
香港市場には現代1800近くの企業が上場していますが、
日本企業がそのうちたったの5つです。
最近だとオークラホールディングスが香港市場に上場しました。
フォルスクラブが香港で上場する未来は、もう少し先かもしれませんね。