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フォルスクラブ 詐欺

一般的に言われている詐欺とフォルスクラブはどのように違うか

【詐欺とはなにか?】
世界には色々な詐欺事件で溢れています。
その中のひとつ、投資詐欺について。
これに悩まされている方はかなり居るでしょう。
存在しない商品もしくは架空の株を買わされたり、
利益が出ていないにも関わらず不当な価格で
売りつけたりといった詐欺事件が色々と横行しています。
ただし中には詐欺に当たらないものもあります。
そもそも相手を騙す行為をしてはいけないのなら、
商売の概念が成り立ちません。
商売をする以上は、相手が損をして、自分が得をするものです。
お金が回る以上は、そうやって誰かが得をして、誰かが損をします。
これを詐欺と言ったら、今の資本主義経済は完全に崩壊します。
といっても、何を持って得と感じるか、損と感じるかは人それぞれでしょう。
イラナイものを買わされたら確実に損となりますが、
もしも要るものならばソレを損と感じないでしょう。
お金自体は減りますが、必要なものの購入なら損と感じないものなのです。

そして何が不要かどうかは購入者自身にしか分かりません。
売りつける方は当然、そのあたりのお客の心情など分からず、
自分が得をすることだけを考えて商品を売りつけます。
そして要らなければ断れば済む話です。
少なくとも、「買わないと外に出られない」というケースでも無ければ、
その商売は詐欺には当たらないでしょう。
不当に価値を隠して売り付けたら詐欺ですが、
きちんと商品を説明して、正しい価値を伝えれば、
それは決して詐欺ではありません。
最近の人たちはそういった商売の概念を忘れてしまい、
なんでもかんでも買ってしまう方がいるそうです。
こういった経済の常識をしっかり身に付ければ、
そもそもクーリングオフの制度すら誕生しなかったでしょう。

 

【フォルスクラブとはなにか?】
一言でフォルスクラブを説明するなら通信教材です。
パソコン、スマホ、タブレットなどの電子機器を使って、
インターネットに接続して勉強するeラーニングになります。
ネット環境さえあれば、
いつでもどこでも勉強できるのがフォルスクラブの強みです。
フォルスクラブの特徴はいくつかありますが、
一つ目は複数のコンテンツが収録されている点です。
大抵の通信教材は国数英理社と言った基本5教科の勉強が主流でしょう。
そして使用者の1学年分しか対応していないものがほとんどです。
フォルスクラブも当然、国数英理社の勉強が可能ですが、
それだけでなく幼児向けや小学生向けの英語の教材が同時に収録されています。

そのほか、手話講座や相続診断士資格試験など、
資格の勉強もフォルスクラブで可能。
英語関係のコンテンツも、問題集、ゲーム、
ノベル、動画など色々と揃っているのが特徴です。
そして2つ目の特徴として、フォルスクラブは1契約で5アカウントを支給します。
つまり5人まで同時にフォルスクラブで勉強することが出来るのです。
それぞれの年齢ごとのコンテンツが用意されているフォルスクラブだからこそ、
複数のアカウントを支給する方法が活きるのです。

 

【フォルスクラブは詐欺なのか?】
口コミやブログにてフォルスクラブは詐欺というのを良く見かけます。
ところでこれは本当なのでしょうか?
まず、詐欺が成立するポイントは「相手が損をする」ところに焦点が置かれます。
つまり、お客はお金を払ってフォルスクラブから何かを購入したということになります。
その何かを買って嬉しくなれば損ではなく得と感じる筈ですが、
そうならなかった為に損と感じるようになったと思われます。
そして購入したものですが、どうやら「フォルスクラブを売る権利」のようです。
1つ売るごとにマージンとして2万円貰えると、皆さんの口コミで書かれていました。
なお、公式サイトの情報ではないので、この情報が正しいか不明です。

また、ランクに応じて、
年間で○○円のシェアリングボーナスが手に入るとも言われています。
その額がちょっと高すぎて、正直、嘘にしか筆者は思えませんでした。
年間で3200万円のボーナスをもらうには、
個人で数万人単位の契約を勝ち取る必要があるのではないでしょうか?
そんなもの超一流の営業マンでも不可能です。
どの種類の商材でも年間で1000件の新規契約を結べば超一流と称賛されますが、
数万件は完全に無理ゲーと言えます。
それはともかく、「フォルスクラブを売る権利」を購入したことは詐欺なのでしょうか。
この権利は一口32万4000円と皆さんのブログにて書かれていますが、
この価値はどれだけ正しいものなのでしょうか?
少なくともコンビニのFCの出資額に比べたら、かなり安いものです。
権利の価値を正しく測るのは難しいですが、少なくとも、
購入者のほとんどはこの価格に納得して買った筈です。

この権利を買っただけでは詐欺とは決してなりません。
仮になるとしたら、マージンの未支給でしょう。
1つ売るごとに2万円のマージンを貰えるのが嘘なら、これは確実に詐欺です。
しかし、皆さんの口コミを見る限りは、誰ひとりそれについては言及していませんでした。
おそらく、フォルスクラブは規定通り、お金を払ったのでしょう。
それよりも皆さんが言いたいのは、シェアリングボーナスのようです。
不思議なことに、皆さんこのシェアリングボーナスのシステムを
誰ひとり理解していないことが伺えました。
その名の通りボーナスなので、「利益が出た場合は余剰分を再分配」です。
つまり、利益が出なければボーナスは発生しません。
普通の会社に勤めると、ボーナスは必ず月給の○○○%と思い込んでしまうようですが、
本来ボーナスというのは定額で支払われるものではないのです。
根本的な問題として、フォルスクラブは契約書にてそうした事項を記載していません。
契約書に書いてないことをとやかく言われても、存在しないのでどうすることも出来ないのです。

社長がセミナーで言ったと言われても、そうしたセミナーでの発言に決定力はありません。
たとえ話も多用するのがセミナーであり、事実のみを伝えるとは限らないのです。
お金に関することなので、覆しようがない契約書の項目を確認することは、絶対に必須なのです。

 

【まとめ】
フォルスクラブは「フォルスクラブを売る権利」を売りました。
これに関しては商売である以上、詐欺の余地は一切ありません。
しかし多くの方はこれを株券のように勘違いしている気がします。
この権利を所持しているだけで、
毎年数万円から数十万円の配当が貰えると思っている気がします。
詐欺ではない筈なのに、商品を誤解して把握し、
契約書を良く読まずに契約する方が非常に多いのが、
近現代の資本主義社会の問題と言えそうです。

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